「もしも建物が話せたら」
先日、映画「もしも建物が話せたら」を観てきました。
この映画は、建築物が私たちに語りかけるコンセプトなので
建築物目線のナレーションが入ります。
計6つの公共施設が登場するオムニバス形式で、
監督も6作品異なる為、テイストが少しずつ違うのも面白いところ。
1.ベルリン・フィルハーモニー
2.ロシア国立図書館
3.ハルデン刑務所
4.ソーク研究所
5.オスロ・オペラハウス
6.ポンピドゥー・センター
どれも名建築としてその名を知らしめている公共施設ですが、
その中でも、ベルリン・フィルハーモニーと
ソーク研究所は私のお気に入りです。
特にソーク研究所は、
その建物のパースが美しい事で有名ですが、
医学者のソークさんと設計者のルイスカーンが
研究者たちのためを徹底して
世論の一般解を覆す作品として建てた様子や、
実際に勤めている研究者が建物の中で生き生きとしている様子に
施設建築があるべき姿を見たようで、心打たれました。
普段TPOでは住宅建築を扱っているので、
施設建築の空間の広がりや、
他に無いディテールにも新鮮味を感じました。
「もしも建物が話せたら」は、4月中旬まで公開している様です。
私が観に行った渋谷アップリンクの映画館内は
とてもアットホームな雰囲気で、
椅子に深~く座りながら、ま~ったり観られておすすめ。
余談ですが、TOKOROZAWA SUBURBAN CORTで
内覧会の時に置いていたチェアと一緒でした。笑
by hirabayashi