高円寺で舞台を楽しむ。
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突然ですが、みなさんには何か長く続けているものって、ありますか?
先日高円寺にて、それはそれは長ーく続いている劇を観てきました。
高円寺駅北口から歩くこと約5分、舞台となる劇場「座・高円寺」が現れます。
みぞれ混じりの雪とあいにくのお天気にもかかわらず、大勢の人で賑わっていました。
この日のお目当ての舞台はこちら。
「土佐源氏」
社会学者の宮本常一が、昭和16年に高知の山間・梼原で出会った盲目の元馬喰(牛馬仲買人)から聞いた話をもとに本を残しています。
それを俳優の坂本長利が自ら舞台化し、独演劇として昭和42年の初演から50年間も続けている舞台です。
(ちなみに私が観たのは、なんと第1191回目...!)
昨年末にNHK Eテレのドキュメンタリーで取り上げられ話題となったようです。
私を誘ってくれた友人もその視聴者のひとり。
今年は舞台に行きたいと考えていた私は、二つ返事で行くことにしたのでした。
話の内容はというと、簡単に言ってしまえば浮浪者のおじいさんが昔の色恋話を語る、というもの。
舞台装置は、腰かけくらいの高さの台と蝋燭、水車のたった3つ。
滔々と語られる独白を聞きながら、役者の坂本さんはどういう想いでこの演劇を続けているんだろう、、と考えずにはいられませんでした。
その想いは終演後のご挨拶で少しわかったような気がしましたが、もったいないのでここでは控えます。
それにしても、ラストの表現がとても印象的で、、88歳とはとても思えない演技でした。
まだまだ続けていきたいと言っていた坂本さん。
私にも何か、それほどまでに情熱的に続けていくことがあるんだろうか、なんて考える帰り道でした。
さて観劇も楽しめる高円寺、この街にももちろんTPO物件が何件かございます。
前回のブログで空室を紹介しておりますので、ぜひご覧ください。(前回の記事)
TPOでご紹介している物件は、長く愛されるものばかり。
お客様と長いお付き合いができるよう、これからも物件と客様のご縁を結ぶお手伝いをさせていただけるよう励んでまいりたいと思います。
ちなみに個人的に長く続けているもの、ありました。おこづかい帳です。
小学生からつけ始め、今では家計簿アプリに形を変えて続けています。
(貯蓄につながっているのかは、ちょっと、、お答えできません。。)
by kato