神奈川建築探訪
- 建物
桜木町にある前川國男設計の「神奈川青少年センター」。
以前から気になっていたので、センター内を一回りしてきました。
前川國男と言えば日本の近代建築を牽引した建築家の1人。
都内であれば、上野の国立西洋美術館が有名かと思います。
外観。
手前に張り出したピロティが特徴的。
幾何学的な窓の模様や強調された水平が、
前川國男の師、ル・コルビュジエを連想させます。
ピロティ内。
外側の淵が切りかかれている効果で、外部への広がりを感じます。
視線の先には別棟の音楽堂が。
こちらは外階段。
一部レンガの仕上げが見えますね。
窓からは中のアクティビティが伺えそうです。
(残念ながら階段は開放されていませんでした)
そしてセンター内へ。
開けた天井の高いホール。
モニターが用意されていて、何かがあれば椅子を移動して使えそう。
奥のホールでは何か催しがあるようで、受付にお花が並んでしました。
階段で上階へ。
天窓の気持ちよさと、くの字に曲がった階段が
視線も含めて上階へ誘導しているようです。
ちなみに階段を上りきると屋外テラスに繋がっています。
(残念ながらテラスは開放されていませんでした。)
左側の壁面が、先ほど外壁に見えたレンガの仕上げなのと、
テラス側が一面窓になっていて、半屋外のような外部の連続性を感じます。
各階では、児童相談やお子様に向けたバルーンアートの催し物、
ちょっとした教室等が開催されていました。
最上階は、幾何学的な梁の陰影と、
青く塗られた天窓からの柔らかな自然光が印象的でした。
外に出て図書館もちらっと。
特徴的な穴あきブロックのファサードが、
建物のボリュームを軽やかに見せています。
夜になってブロックから漏れる光が綺麗だろうな・・・
そんなこんなで、センター内のレストランにてランチをして終了。
すぐ近くのTPO物件「Finca紅葉坂」へ向かうのでした。
現在「Finca紅葉坂」は203号室と501号室をご紹介中。
特に501号室は見晴らしが良いですよ~。
by hirabayashi