瀬戸内海の島で
最近では瀬戸内国際芸術祭で注目を集めている、瀬戸内海の島々。
安藤忠雄さんなど、著名な建築家が設計した建築群を見られることでも有名ですね。
私もずっと憧れていて、この度、念願かなって堪能してきました。
まずは直島に渡り、この旅で絶対はずせないと思っていた「地中美術館」へ。
安藤忠雄さんが設計されたことで有名ですね。
建物の大半が地下に埋まっているという、独特なつくり。
これは、瀬戸内の美しい景観を損なわないためなんだそうです。
モネの作品も展示されていることから、美術館のそばには美しい庭園がありました。
お隣の「李禹煥美術館」も安藤忠雄設計の建物。
ヨーロッパで活躍するアーティスト、李禹煥さん。
李さんは韓国出身ですが、日本の大学の哲学科を卒業されているそうです。
なるほど、どことなく哲学的と思えるような作品たちで、
まるで歴史ある神社や教会などを訪れたときのような感覚になります。
別の日には、「豊島美術館」へ。
アーティストの内藤礼さんと、建築家の西沢立衛さんによるもの。
これはぜひ現地で体感して欲しい。。
雨上がりだったこともあってか、とても不思議な、心地よい空間でした。
その場に横になり、目を閉じている人もちらほら。
私も真似してみましたが、とても気持ちがよく、ずーっとその場にいたいくらいでした。
友人は本当に寝ていました。笑
敷地内にあるカフェで、さらにのんびりする私たち、、
西沢さんといえば、TPO物件であるTreformのW棟を設計していますね!
こんなに遠く離れた場所でも西沢建築に会えて、なんだか不思議な気持ちになりました。
豊島へは、もちろん豊島美術館を訪れるために行ったのですが、今回は宿も楽しみにしていました。
その宿が、ゲストハウス「mamma」。
もともとは乳児院として70年以上使われていた建物をリノベーションし、2017年8月に銭湯付きゲストハウスとしてオープン。
設計は安部 良さん。
同じ豊島内にある、「島キッチン」というレストランも設計しています。
客室は乳児院で働く保育士さんの寮として使われていた部屋を改装したそうで
個室と、男女別のドミトリーが用意されています。
乳児院だった建物
ロゴは豊島の豊かな山々を表しているのでしょうか。
シンプルな中に柔らかさがあって、魅力的です。
大浴場は銭湯として島に住む人々が利用することもあるみたいです。
もともとベッドだったものを再利用していたり、小物もとてもかわいくて、まったりする空間になっていました。
スタッフの方々も和気藹々と働いていて、とっても親切。
旅の最終日に泊まって本当によかったです。
瀬戸内海を訪れる際は、ぜひ行ってみてください。
これから夏休みという方も多いかと思います。
どうぞ楽しい夏休みをお過ごし下さい!
by kato