ザ・プリンス箱根芦ノ湖に宿泊してきました
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先日、緊急事態宣言が出る前の時期に、
箱根のザ・プリンス箱根芦ノ湖に宿泊してきました。
いつもは建築家の設計した賃貸物件の情報ばかりですが、
たまには建築家の設計したホテルについてもご紹介してみたいと思います。
ザ・プリンス箱根芦ノ湖は建築家の村野藤吾による設計で、1978年に竣工しました。
写真の通り芦ノ湖を一望できる立地で、敷地内はお散歩コースになっています。
円形を活かして放射状に客室が並んでいて、それぞれにバルコニーが付いています。
バルコニーの向きによって、芦ノ湖が見えたり、庭を眺められたり、それによって宿泊料金も変わってきます。
玄関を入るとまずは大空間のロビーが目に飛び込んできます。
天井は曲面を描く木材で出来ていて、素材は違いますがどことなく村野藤吾の設計した日比谷の日生劇場を思い出させます。
ロビーにはスワンチェアと呼ばれる椅子が置かれていて、座面がかなり低く設計されています。
なるべく低い目線で外を眺められるようにしたいという意図でしょうか。
室内はこんな感じで、窓を開けて室内とバルコニーを連続的に使っても気持ちが良さそうです。
広いバルコニー付きの客室は珍しいですよね。芦ノ湖を眺めながらビールにおつまみ、最高ですね。
最近は建築家の関わったいろいろなホテルが出来ていて、群馬県のSIROIYA HOTEL、山形県のSHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSEなども気になっています。
また、いつかは吉村順三が設計した住宅をリノベーションした、葉山のHAYAMA funny houseにも泊まってみたいと思っています。
ホテルは賃貸住宅とは全く異なる設計思想があるため、デザイナーズマンションにお住まいの方は、建築家の設計したホテルにも泊まってみると色々と発見があるかもしれません。
by hachiga