パブリックアートを巡る
今回はパブリックアートについて少しお話します。
例えば、日々移動手段として電車を利用されている方は多いと思うのですが、
ふと駅構内を見渡してみると、壁面などにアート作品が展示されているのに気づく事があります。
このような公共機関に展示されている作品は「パブリックアート」と呼ばれているそうです。
外出が多い仕事柄、私はそういった作品をしばしば見かけるので、本記事ではその中で特に気になった作品を3点ご紹介します。
こちらは新宿三丁目駅のB2Fにある、山本容子さんによる「Hop, Step, Hop, Step」という作品です。
この作品は有名な童話「不思議の国のアリス」がイメージの元となっているそうです。
ウサギの赤いチョッキと不愛想な顔がかわいいですね。
そういえば、アリスに出てくるウサギは物語のなかでなぜか終始時間に追われていますが、もしかするとその点と現代人のせかせかとした生活をオーバーラップさせているのかもしれません。(勝手な推測ですが)
ちなみに、同駅のB1Fには山本さんの「Tea Party」という作品があり、こちらも同じく不思議の国のアリスがテーマとなっている作品です。
次に、こちらの作品は北参道B1Fにある吉武研司さんの「晴のち雨のち晴」という作品です。
写真では分かりづらいですが、サイズが約2.8×10mもあるのでかなり迫力があり、展示位置も改札正面なので、初めて北参道駅を使う人はこのド派手な歓迎を受けることになります。
アップはこんな感じです。
子供の落書きのようなタッチですが、遺跡の壁画のような不気味な雰囲気もあります。
最後に、東京メトロ上野駅B1Fにある宮田亮平さんの「上野今昔物語」という作品を紹介します。
作品名の通り、上野の今と昔の様子が絵巻物のように描かれています。
こちらは一番初めの「Hop, Step, Hop, Step」と同じくステンドグラス製で内側からライトアップされているので、薄暗い地下にぴったりですね。
ちなみに、上野エリアでは現在「(仮称)根津の家」が建築中で、今後の予定は下記の通りとなります。
※日程は変更される可能性があります。
■内見開始:3月8日(月)~
■入居開始:3月17日(水)~
■事前申込:3月6日(土)締め切り(詳細はお問い合わせください。)
■入居者特典:レンタルスペース(ギャラリー可)利用無料(※)
当室はレンタルスペースとしてギャラリーが併設されているので、アートを身近に感じる生活が出来そうです。
※隣接する102号室1階部分/利用目的や利用回数等には制限があります。
こちらのお部屋について気になる方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。
少し視線をあげてみると意外な個所にアート作品を発見できるかもしれません。
パブリックアートを巡る。目的地へと到着する前のささやかな楽しみとして、いかがでしょうか。
by shibasaki