パビリオン・トウキョウ2021が始まります
毎日通勤で通る千駄ヶ谷トンネル近くの交差点を歩いていると、
交差点の角地に、見慣れない建物が突然出来上がっていることに気づきました。
見慣れないとは言っても建物のデザイン自体はよく目にするもので、焼杉の外壁や銅板の屋根、壁面の緑化など、ひと目で建築家の藤森照信さんの作品であることが分かりました。
どうしてこんなところに?と思って調べてみると、7月1日から東京で「パビリオン・トウキョウ2021」というイベントが開催されていて、そのパビリオンの一つとして建てられたようです。
「パビリオン・トウキョウ2021」は建築家やアーティストが建築やオブジェを設置し、観客が自由に巡ることが出来るイベントだそうです。
新国立競技場を中心に複数の場所で行われ、9月5日までの約2ヶ月間の開催となっています。また、イベントに合わせて神宮前のワタリウム美術館でも展覧会が開催されます。
参加する建築家・アーティストはとても豪華な顔ぶれです。
・藤森照信:茶室「五庵」
会場:ビクタースタジオ前
東京都渋谷区神宮前2-21-1
第二会場:高輪ゲートウェイ駅 改札内
東京都港区港南2-1-220
・平田晃久:Global Bowl
会場:国際連合大学前
東京都渋谷区神宮前5-53-70
東京都渋谷区神宮前5-53-70
・草間彌生:オブリタレーションルーム
会場:渋谷区役所 第二美竹分庁舎
東京都渋谷区渋谷 1-18-21
東京都渋谷区渋谷 1-18-21
・真鍋大度+Rhizomatiks:“2020-2021”
会場:ワタリウム美術館 向かい側の空地
東京都渋谷区神宮前3-41-5
東京都渋谷区神宮前3-41-5
個人的に必ず行きたいと思っているのが、藤森さんの「五庵」と草間さんの「オブリタレーションルーム」。
長野県にある「高過庵」を写真で見たときから、一度は藤森さんの設計した茶室を体験してみたいと思っていました。
また、草間さんのパビリオンは公式HPに「床、壁、家具、すべてが真っ白に塗られた部屋に、鑑賞者が色とりどりの丸いシールを貼っていく参加型のインスタレーションです。会期を通して水玉で埋め尽くされ、次第に部屋が「消滅」していきます。」とあります。
「オブリタレーション(自己消滅)」の表現に、観客が参加できるのは面白そうで、会期中のいつ頃に訪問するかでも楽しみ方が変わってきそうです。
by hachiga