シェアハウスという選択肢
緊急事態宣言が繰り返される中、シェアハウスという住まいの形に対して、皆さんはどの様な印象をお持ちですか?
先日、日本建築学会のシンポジウム「変容するシェアハウス」に参加し、TPOで募集中の「シェア矢来町」での生活実態を知る機会がありました。
このシンポジウムは、日常が急激に変化し、住まいにも新しい価値観が産まれている中、シェアハウスの今と今後についてをテーマとして取り上げたもので、
シェア矢来町を含む3件のシェアハウスについて、その物件の設計者や企画者が、設計コンセプトやコロナ禍前後の状況をプレゼンしてくださいました。
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シェア矢来町では、設計者であり入居者でもあるA Studioの内村さんがプレゼンテーターで、
コロナ禍前の、入居者間や入居者の友人も含めての交流、共用部を使ったイベント等、生活空間の枠を超えた活発なコミュニティ形成の様子が紹介されました。
(入り口のコンクリート土間空間)
※入居中の様子はfacebookやTOTO通信でも様子を伺うことが出来ます。
一方でコロナ禍のシェア矢来町は、、、というと、
友人を招いてのパーティーは禁止/住人以外の立入禁止/友人1人は自室に招いてもOK等、状況によって様々なフェーズを踏みながら皆でルール作りをしていました。
なるべく自室に引きこもって交流を断つのではなく、お互いが安心して生活できるルールを作り、そのために整備をしたり、おうち時間の充実を測ったりと、距離感は保ちつつ、柔軟性を持って対応している様子でした。
(キッチン周りは備蓄用のストック箱も新しく加わっていました)
「何も変わらずに生活はできていて、今後も継続して住んでいける住形態」
と内村さん。
もちろん、コロナ禍前の様な外部との交流も減ったのは事実ですが、
「家に帰ってきたときに電気が点いている」
「部屋に籠っていても、何となく他の人の気配が感じられる」
そういったオンラインでは代えられない部分の重要性を感じるそうです。
また、内村さんは
「他人と住む楽しさと煩わしさがあって、その中で楽しさが勝つときが来る」とも言っていましたが、
その煩わしさすら生活の豊かさの一部になっている様に思いました。
シェア矢来町は現在E号室を募集中、
新築のシェア天神町は301号室・601号室・701号室・901号室を募集中です。
1人暮らしに「シェアハウス」という選択肢もいかがでしょうか。