秋野不矩美術館に行ってきました
先日のお休みを利用して、浜松市にある秋野不矩美術館へ行ってきました。
浜松市は都内からもアクセスが良く、餃子や鰻も美味しいのでちょっとした旅行におすすめです。
秋野不矩美術館は天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅から徒歩15分のところにあります。
電車だとちょっとアクセスが悪いので車がおすすめですが、天竜二俣駅はエヴァンゲリオンのロケ地にもなった車両基地があるので、アニメや電車が好きな方は天竜浜名湖鉄道を利用してみても良いかもしれません。
天竜二俣駅
秋野不矩は明治に生まれ、昭和・平成と生き抜いた女流画家です。
「うらしまたろう」や「かぐやひめ」の絵本の絵にもなっているので、ご存知の方も多いと思います。
そんな秋野不矩の作品を所蔵する秋野不矩美術館は、建築家の藤森照信さんによって設計されました。
展示室自体はこぢんまりしているのですが、靴を脱いで展示室に入ったり、第2展示室は床が大理石になっていて座りながら作品鑑賞が出来たりと、随所に工夫が感じられました。
丘の上に建つ美術館。右手には藤森さんの茶室「望矩楼(ぼうくろう)」
建物の手前は芝生広場になっていて、レジャーシートを敷いてピクニックをしている人たちがいました。地域住民に愛される建築になっているみたいです。
テラスからの眺め。天竜区は面積の9割を森林が占める自然と伝統豊かな地域だそうです。
帰りにちょっと市内まで足を伸ばして、谷口吉生さん設計の茶室「松韻亭」にも行ってきました。
400円で呈茶サービスが受けられます。地元の学生さんが課外学習でお茶の体験をすることもあるそうで、秋野不矩美術館同様に、地域住民に開かれている建築だと感じました。
by hachiga