住宅を住み継ぐ・・・その1
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どんな名作住宅でも同じ人が維持し続けるのは困難。
行政もアテにできないので、維持できる個人に所有してもらうのが一番。
しかし、引き継ぐ上で支障となっているのが、不動産流通のあり方。
同感です!
この記事にも書かれていましたが、、、
どんな名建築も『古家つきの土地』としてしか評価されず、
気がつくと不動産開発業者が入手し、建築は壊される道を辿る…。』
ここでは旧竹田宮別邸を購入したおもちゃコレクターの北原照久さんの例や
ある個人が、ディベロッパーに渡ってしまった建築家前川國男の自宅を救うため、
買い取った例があげれらていました。
残念ながら日本は欧米と違って、
建築の価値を評価するマーケットがないのです。
水面下で情報がやりとりされ、土地の売買が行われ、
古い建築は次々と姿を消している・・・それが現状です。
TPOはこの事実を肌で感じ、「住宅を住み継ぐ」お手伝いをしてきました。
それが、「買う」のページです。
ここで幸運な出会いがいくつか生まれています。
(「買う」にある「取引事例」とこちらをご参照下さい!)
まだまだ細々とした活動ですが、続けていければと思います。
今回は世の中にこういう事実がある事を少しでも皆様に理解して頂きたいと思い、朝日新聞の記事をとりあげてみました。ぜひ話題にしてみてください。
少し長くなりましたが、最後にこのような組織がある事もお伝えします。
『DOCOMOMO(ドコモモ)』
(近代主義建築や関連資料の保存を訴える国際組織の日本支部)
また、これはアメリカのヴィンテージ住宅を扱う不動産会社です。
『CROSBY DOE ASSOCIATES』
巨匠建築家の住宅がたくさん扱われ、マーケットとして成立し、後世に引き継がれています。
text by Amontillado