荘 (カザリ)

牛込神楽坂と神楽坂の間に位置し、かつては、朝廷への献上品や、殿中での調度品の管理を行う御細工方同心の屋敷があったという、歴史的なエリアの一角にあります。駅から近く利便性の高い立地でありながら、大通りから一本小道を入ることで閑静な住宅街となっています。

「荘」とは、“仮住まい”や“宿泊所”という意味合いがある他、「かざり」と読むことで、“厳かな様やすらりと整った様”という意味合いも備えています。細工町という歴史ある町の集合住宅にふさわしい名称となりました。

建物は4階建て（1階の一部が店舗）の集合住宅です。

外観は濃いグレーにまとめ、落ち着いた雰囲気でその土地に馴染むファサードに。建物の表情を左右しがちなバルコニーの開口サイズを窓と揃えることで、全体に統一感のある外観となっています。

各室は、縦長の敷地を活かしながら13戸全部屋を角部屋に。うち5部屋については隣と壁を供さない4面独立した住戸となっています。どの部屋も2面以上の採光と通風が確保されており、生活シーンで外の環境を取り入れられる工夫があります。また、バス・トイレ・洗面スペースをコンパクトにまとめることで、キッチンや居室部分を豊かな空間として提供。ところどころ段差を活かして、間仕切りを使わずともどことなく空間を使い分けられる提案で開放感を出しながら、段差による視線操作の効果を感じられます。

13戸全てが異なる間取りで、単身～ご家族までお住まいいただけるプランをご用意。住居だけでなく、SOHOや事務所としてもご利用いただけます。